水の備蓄は何リットル必要?暮らしに合わせた保存方法と持ち出し方

そなまると学ぶ防災:水の備蓄は何リットル必要?

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水を1箱買っておいても、家族の何日分になるのかは分かりにくいものです。必要な量を調べたら、今度は「こんなに置けるだろうか」「避難するときも全部持つのか」と迷うこともあります。

飲用・調理用の水は、1人1日約3Lが目安です。最低3日分、できれば1週間分を家族の人数に合わせて備えます。[1] 家にある水を数えて不足分を出し、自宅で使う分と持ち出す分を分ければ、買い足す本数と容量を決められます。

この記事の目次

家族の人数と日数から、必要な水の量を出す

必要量は「家族の人数×備える日数×3L」で計算します。2人で3日分なら18L、1週間分なら42Lです。[1]

飲用・調理用の水の目安(1人1日約3Lで計算)
人数 3日分 7日分
1人 9L 21L
2人 18L 42L
4人 36L 84L
人数と日数から、飲用・調理用の水の必要量を計算する
飲用・調理用は、人数×日数×3Lを目安に計算します。

この3Lには、飲む水に加え、アルファ米やフリーズドライ食品を戻すなど、調理に使う水も含まれます。水だけを数えるときも、一緒に備える食品の作り方を確かめておきましょう。

一方、手洗い・トイレ・食器洗いなどの生活用水は別です。湯せんに使う水も、この目安とは分けて考えます。[1] 4人家族で84Lを用意しても、普段どおりにトイレを流したり、お風呂に入ったりする水まで確保できたわけではありません。まずは飲用・調理用の量を決め、ほかに水を使う場面も家族で確認してください。

家にある水を数え、買い足す本数を決める

計算した量を、全部新しく買う必要はありません。家にある未開封の飲料水を数え、賞味期限と保管状態を確かめて、不足分を出します。

例えば2L×6本の1ケースは12L。2人で3日分の18Lを目指し、使える水がその1ケースだけなら、不足は18L−12L=6Lです。2Lボトルであと3本分になります。

2人で3日分の18Lから家にある12Lを引き、不足する6Lを確かめる
18L必要で12Lあるなら、不足は6L。2Lボトルであと3本分です。

500mlの水も、1本を0.5Lとして一緒に数えられます。箱数だけでなく、容量と本数を掛け合わせて合計しましょう。開封済みの水や、保管状態が分からない水は、長く置く備蓄として数えないようにします。

あと3本分で足りる場合でも、ケースで買えば手元の水はその分増えます。計算上の不足量と、実際に買うセットの容量を分けて考え、買う前に置き場所も確かめてください。

自宅用と持ち出し用で、ボトルの大きさを分ける

必要量が分かったら、使う場所に合わせて容量を選びます。私は、自宅で使う水と持ち出す水を分けて考えています。家で調理にも使う水なら2L、外で手元に持つ水なら500mlなど、用途に合わせる考え方です。

そなまるが案内する、自宅で使う2Lと持ち出す500mLの使い分け
自宅で使う量と、無理なく運べる量を分けて考えます。ボトルの容量は一例です。

自宅用を500mlだけでそろえると、2L使うたびに4本開けることになります。アルファ米や汁物にも使うなら、大きいボトルもあると開ける本数を減らせます。飲む分を取り分けられるよう、コップも一緒に備えておきましょう。

アシード 非常用飲料水の商品画像

自宅にまとめて置く2L

アシード 非常用飲料水|2L×6本

2L×6本、合計12L。自宅で飲用・調理用をまとめて備えるときの候補です。販売は1ケース単位なので、不足量と置き場所を確かめて選びましょう。

¥2,518 税込・1ケース

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持ち出す水は、リュックに入れて運べる本数にする

水は1Lで約1kg。1人1日分の3Lでも、水だけで約3kgになります。自宅に置く数日分の水を、そのまま全部リュックへ入れると大きな負担になります。

持ち出す分は500mlなどの小さいボトルで用意し、ほかの持ち物も入れた状態で、一度背負って歩いてみてください。持ち上げられるかだけでなく、歩くときや階段での負担も確かめ、避難する道を移動できる本数に調整しましょう。

水とほかの持ち物を入れた防災リュックを背負い、運べる量を確かめる
水だけで判断せず、ほかの持ち物を入れた状態で確かめます。
アサヒ おいしい水 天然水 長期保存水の商品画像

持ち出す分を分けやすい500ml

アサヒ おいしい水 天然水 長期保存水|500ml×24本

500ml×24本、合計12L。持ち出す分を取り分け、残りは自宅へ。1ケースを全部運ぶのではなく、リュックで運べる本数に調整します。

¥3,888 税込・1ケース

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普段飲む量に合わせて、入れ替えを続けられる水を選ぶ

普段からペットボトルの水を飲むなら、いつもの水を少し多めに買い、期限の近いものから使って補充する方法があります。日々の消費に合わせて、備蓄も入れ替えられます。[1][4]

あまり飲まない家庭では、期限が近づくたびに水をまとめて使うことが負担になるかもしれません。その場合は、入れ替えまでの期間が長い保存水も選択肢です。価格と容量に加え、期限を管理し、入れ替える手間まで比べてください。

普段の水と長期保存水を、価格・容量・入れ替えの手間から選ぶ
普段飲む量に合わせて、期限の確認と入れ替えを続けられる水を選びます。

普段の買い置きで足りない分を長期保存水で補う方法もあります。ただし、長く保存できても必要量や置くスペースは変わりません。届いた容器の賞味期限を確かめ、入れ替える時期を控えておきます。

保存水には2Lや500mlのペットボトルのほか、缶入りもあります。使う場所と容量を決めたうえで、容器や保存期間も比べると選びやすくなります。

SSK レスキューウォーターの商品画像

480mlの缶入りで備える

SSK レスキューウォーター|480ml×24本

480ml×24本、合計11.52L。缶入りも比べたい方に。賞味期間は製造日から66か月で、購入日からの残り期間とは異なります。

¥3,777 税込・1ケース

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そろえた水を、取り出しやすい場所で保管する

本数が決まると、「一か所には置けない」という問題が出てくるかもしれません。その場合はキッチンや別の部屋へ分けて置き、家族にも場所を伝えておきましょう。いざというときに、必要な水を取り出せることが大切です。[1]

市販の保存水は、未開封のまま商品の表示に従って保管します。直射日光・高温・においの強い物のそばを避け、凍結による容器の傷みにも注意してください。車内やベランダなど温度変化の激しい場所を避け、商品の保管条件に合う屋内の場所を選びます。[3]

自宅の複数の場所に水を分けて置き、保管場所を家族で共有する
一か所に収まらないときは分けて置き、家族にも場所を伝えます。

一方、自分で容器に入れた水道水は、市販の未開封の保存水と同じ期間は置いておけません。買った水と汲み置きの水は、入れ替える間隔を分けて管理します。

水道水の汲み置きは、条件を守って短い間隔で入れ替える

東京都水道局は、清潔でふたのできる容器に、浄水器を通さず、沸かさず、蛇口から口元いっぱいまで水道水を入れる方法を案内しています。直射日光を避けて保存する場合、常温で3日程度、冷蔵庫で10日程度が目安です。汲んだ日を記録し、地域の水道局の案内に従って入れ替えてください。[2]

水道水の汲み置きは、東京都水道局の条件で常温3日程度・冷蔵10日程度が目安
浄水器を通さず、沸かさずに汲んだ水道水の目安。地域の水道局の案内も確認します。

先に沸かすと長持ちしそうですが、消毒の働きをする塩素が減ってしまいます。私は、保存する前に沸かす方がよいとは限らないことを、意外に感じました。[2]

キャンピングカーで水を使っていて、ポンプに少し残った水の臭いが気になった経験もあります。原因は調べていませんが、水にできるだけ菌を入れないよう、飲むときは容器に直接口を付けず、コップへ注ぐことを心がけています。

汲み置きの水もコップへ注いで飲みます。市販の保存水も、一度開封したら長期保存用には戻さず、商品の表示に従って早めに使い切りましょう。[2][3]

期限の近い水から使い、使った分を補充する

置き場所が決まったら、使う順番も決めます。期限の近い水を手前に置き、普段の飲用や調理に使い、使った分を買い足す。これがローリングストックです。[4] 補充したときに家の水の総量を数え、最初に計算した必要量と比べましょう。

そなまるが案内する、期限の近い水から使い、使った分を買い足すローリングストック
期限の近いものから使い、使った分を補充します。

飲料水は、賞味期限を過ぎたら一律に飲めなくなるものではありません。ただし、未開封で指定の方法で保存されていることが前提で、どのような保管状態でも安全に飲めるという意味ではありません。[5]

私は、何年も期限が過ぎた水を飲むのには抵抗があります。断水したときに飲んでよいか迷わないためにも、期限が近いうちに使い、補充する方法を勧めます。

長期保存水も、届いた容器の期限を確かめて管理してください。表示された保存期間が、購入日からそのまま残っているとは限りません。容器の破損や漏れがあれば、期限内でも飲まずにメーカーや販売店へ相談しましょう。[3]

まとめ

飲用・調理用の水は、1人1日約3Lを目安に、家族の人数と日数から計算します。家にある水を引いて不足分を出し、自宅用と持ち出し用を分けて選びましょう。

まず確かめるのは、家の水が、家族の何日分になるかです。未開封の水の容量・本数・期限を数え、足りない分の買い足しと置き場所を決めてください。使った分を補充して、必要な量を保ちましょう。

そなまると振り返る水の備蓄の4手順。計算する、在庫を引く、用途で分ける、使って補充
必要量の計算から補充まで。家にある水を確かめるところから始めましょう。